カメラのモード解説☆一眼レフ・ミラーレスカメラ脱・初心者 シーンインテリジェントオート?Tvモード?Mモード?!

タイトル

すえこ
すえこ

こんにちわ
千葉でカメラレッスンをしているすえこです

こんな方に向けて書いています↓

  • カメラをオートしか使っていない方
  • カメラの勉強をしたい方
  • 子どもをかわいく写してみたい方
すえこ
すえこ

今日はカメラのモードについて解説していくよ☆
先日レッスンした方の最初の疑問がこれ

すえこ

いっぱいモードがあってよくわかりません。何が違うんですか?

すえこ
すえこ

カメラのモード・・・英語でよくわからないよね!

カメラがどうやって写真を撮っているか知っていますか?カメラというのは3つの要素で写真の写りをコントロールしています。
それが、シャッタースピード・絞り(F値)・ISO感度です。
この3つの要素をコントロールしてカメラの中にあるセンサーに光を取り込んでいます。

それぞれのしくみについて解説した動画はこちら↓


それをちょうどよくコントロールできないと、こんな失敗写真に・・・


光を取り込みすぎてもダメだし、取り込まな過ぎてもダメなんです。
その時の光の状況というのは時間・場所・天気によって全然違います。
快晴の公園と夜の寝室では全然、光がカメラに入る量が変わってくるんです。
なので随時3つの要素の数字を変えて設定を変更しないといけません。

3つの数字?そんな難しいことできるかなぁ・・・

すえこ
すえこ

そんなに難しく考えなくても大丈夫!
カメラメーカーが色々なモードを用意してくれています。

3つの数字を変えると
写真全体の明るさの他にも、表現が変わりボケ具合や動きの写りが変わります
※例えば絞り(F値)を変えるとボケ具合が変わります↓




その他にも、色を変えたり、輪郭を強調したり・・・実はカメラには色々な機能があるのです。
自分の「こうしたい!!」という想いをカメラに伝えることができれば思い通りの写真になります。
波の水しぶきを写し止めたり、夕日を強調したり・・・

でも、それはモードによってできる・できない・得意・不得意があります

すえこ
すえこ

モードによって、できること・できないことを今から解説するよー!

フルオートモード

フルオートとは全てカメラにお任せなモード
例えば、CannonのEOS Kiss X9という機種ではここからここまでフルオートです↓


とりあえずシャッターを押せば写真が撮れます
カメラが3つの数字をコントロールしてくれるので、著しい失敗写真にはなりません。
ですが、暗いところではフラッシュが付いているカメラはいきなりフラッシュが飛び出たりします。

すえこ
すえこ

保育園の発表会でやたらフラッシュがピカピカして恥ずかしくなった経験がある人も


スポーツモードとか、風景モードとか夜景モードとかオシャレなフィルターとかメーカー側がシーンに合わせて設定を変えた様々なモードを用意してくれています。

3つの数字はカメラ任せなので何も考えずに写真をとれますが、逆に言うと「もっとこういう風に撮りたい!」というこちらの意思がカメラに全く伝わらないのです。
スポーツモードで撮ったけど、もう少し躍動感があるように撮りたかったな~とか集合写真モードで撮ったけど後ろの方の人がボケてる~とか、細かい調整が一切できません。

できること
何も考えずに写真が撮れる
色々なフィルターやおもしろ設定が使える(魚眼風とかトイカメラ風とか)

できないこと
ボケ具合を変える
動きの写りを変える
写真の色を変える
色の濃さや輪郭等を変える


向いてるシーン とにかくカメラで写真を撮ってみたい時

すえこ
すえこ

もっとボケさせたい!もっと瞬間を写し止めたい!色を濃くしたい!というような想いをカメラに伝えたい気持ちがわいてきたらフルオートは卒業かも

半オートモード

初心者さんに一番おススメ!
絞りやシャッタースピードを自分で変えられつつも一部をカメラにお任せな便利なモード

一部の設定をカメラにお任せしつつも自分でやりたい表現をカメラに伝えることができます。
3つの数字(シャッタースピード・絞り(F値)・ISO感度)のうち、ISO感度+シャッタースピード・絞りのどちらかを自分で変えることができます
自分で決めた方以外はカメラが決めてくれるので失敗しにくいです。

シャッター優先オート(TvかS)・絞り優先オート(AvかA)・プログラムオート(P)の3つがあります。

すえこ
すえこ

CanonはTv・Av表記
その他のメーカーはS・A表記。
メーカーで統一してくれたらいいのに・・・


シャッター優先オート(tv・S)→シャッタースピード(SS)で写真の動きを変えられる
絞り優先オート(Av・A)→絞り(F値)ボケ具合を変えられる
プログラムオート(P)→シャッタースピードと絞りの組み合わせは決まっていて、組み合わせを選べる

すえこ
すえこ

自分でボケの範囲を変えられたり、写真全体の色味を変えられたり、自由度が一気に上がります。

例えば、シャッタースピードを変えると↓

すえこ
すえこ

ジャンプの同じ動きでも全然写りが違うよね
いい年して何してるんだってツッコミはイヤン

もっとボケた写真が撮りたい!→絞り優先オートでFの数字を小さくする
電車のスピード感を出したい→シャッター優先オートでSS(シャッタースピード)を遅くする
等、撮りたい目的に合わせて自分で表現をコントロールできるようになります。

ですが、シャッタースピード優先オートでは絞りの数字は自分で選べないのでボケ具合はカメラにお任せになります。


できること
自分でボケ感や動きの写りを変えられる。
色の濃さや輪郭などを調整(ピクチャーコントロール・クリエイティブスタイル等※メーカーで名前が違う)
写真全体の色味を変えられる(ホワイトバランス)
明るさとコントラストの調整(オートライティングオプティマイザ・アクティブDライティング等※メーカーで名前が違う)
一気に何枚も撮影できる(連写)
カメラが光を測るしくみ(測光モード)を変えられる

できないこと
自分で決める数値(シャッタースピード・絞り)以外の片方を自分で選べない。
例)シャッター優先オートで絞りを変えることはできない
  絞り優先オートでシャッタースピードを変えることはできない
色々なフィルターやおもしろ設定(魚眼風とかトイカメラ風とか)

向いてるシーン
絞り優先オート
料理をぼかしてオシャレに撮りたい、人数がたくさんいるからくっきり写したい
シャッター優先オート
運動会やスポーツなど激しい動きを写し止めたい
プログラムオート
忙しくてサクサク撮りたい

すえこ
すえこ

私も普段のお出かけなんかは半オートで撮っています。
子ども写真はスピード命。考えることは少ない方がいいですよね!

マニュアルモード

ちょっとムズカシイ。中級者向け

3つの数字(シャッタースピード・絞り(F値)・ISO感度)を全部自分で決めるモード

ピントが広く合っていてくっきり写しつつも動きもバシッと止めたいとか、流れるような動きを撮りながらも主役以外ぼかしたいとか、とにかく全部自分の思っているように撮りた~いという時に。

例えば、こちらは↓

海はちょっとボケた感じがいい・風になびく髪を写し止めたい
と思って設定しています。

しかし、3つの数字を全部自分で決めなくてはいけないので、その場の光の状況を理解していないと暗すぎたり、明るすぎる写真になることも・・・


できること
自分でボケ感や動きの写りを変えられる。
色の濃さや輪郭などを調整(ピクチャーコントロール・クリエイティブスタイル等※メーカーで名前が違う)
写真全体の色味を変えられる(ホワイトバランス)
明るさとコントラストの調整(オートライティングオプティマイザ・アクティブDライティング等※メーカーで名前が違う)
一気に何枚も撮影できる(連写)
カメラが光を測るしくみ(測光モード)を変えられる

できないこと
色々なフィルターやおもしろ設定(魚眼風とかトイカメラ風とか)

向いてるシーン
自分でボケも動きも色も全てコントロールしたいとき

すえこ
すえこ

マニュアル使いこなせると自分の思い通りの写真が撮れちゃう☆

まとめ

他にもバルブモードとかありますが、とりあえずこれだけ知ってればあなたはもう脱初心者☆
カメラは思っているより色々な機能が付いているのでチャレンジしてみてくださいね。

まずは半オートモードでFを小さくしてみてボケ感を変えることからチャレンジしてみるのがおススメです。


動画でも解説してますので参考にしてみてね(^_-)-☆

すえこ
すえこ

大事なのはカメラに自分の気持ちを伝えること。
気持ちを伝えるために設定を変えてみよう!

思い通りの写真撮りたぁ~い!!!という方は是非お子様連れオッケーなレッスンへ(^_-)-☆↓